し・か・え・し


なんだったの!今日は!
そんなんだったら誘わないでよね。


啓次郎・・・
啓次郎にはプチっと
電話を切られるし!


まだ送迎の時間まであるから
電話をかけてみた。


『せっかく来てくれたのにごめんね』


『別に気にしてないよ』


『でも・・・電話プチッて切ったんじゃん』


『あ~あれね!切ったんじゃなくて
手が当たってタイミングよく切れただけ』


『なんだ~そーなのか
不機嫌になったのかと思った』


『不機嫌?
不機嫌になる理由がないけど?』


あ・・・まぁそうか・・・
少しチクッとした。


『だよねぇ~
これからバイト?
今日は遠くはどこまで?』


『今日はエリさんが居たから
林野までかな』


『あ・・・遠いね
気を付けてね』


『うん・・・じゃあなおやすみ』


林野と言えば店から車でも40分
それから1度お店に帰って報告を済ませるか
電話で社長に無事に送迎終えたことを
電話するとしても どっちにしても
家に帰るとなれば4時前だね。


啓次郎とこんな関係になったあの日
あの時どーしたんだろ?
あの日誰が乗ってたっけ?
基本あたしが近い方だから
先に降りるはず!


酔っぱらっててアパートに着いたが
起きなかったから後回しにしたのか?
うん・・・たぶんそうだろうな。



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