し・か・え・し


それは・・・もしかして
気づいてる?あたしのこと・・・?


それで連れて行って仕返しの仕返しされる?
またそこで同じ思いをさせるつもり?


いや・・・気づいてたら
何かしら態度に出るよね・・・。


本気?


「どうした?」


顔を覗き込んできた。


「あ・・・近い」


その顔を押しのけた。


「健斗はどこまでが本気でどこまでが冗談なのか
わからない」


「冗談はないよ全部本気」


「それも嘘っぽい」


「もぉ~信用ねーってことか」


がっかりしている健斗


「あ・・・ごめん」


「いいよ これから
いろいろ頑張るし」


あたしにそんなに本気?
そろそろいいか・・・。


1ヶ月と期限を決めてたけど
もういいじゃん・・・。


「あの・・・あのね
あたしね・・・」


『あ!!!さくらちゃん!!!』


あっ・・・。


ガールズバーのときのあやさんだ。


カッコいいホストっぽい男の人と一緒に居る。


「さくら?さくらって?美里のこと?」


「まぁ・・・ニックネームね
サクラの時期に誕生日だと言ったらそれから
先輩にさくらって呼ばれてる」


苦しいいい訳
それにあたしの誕生日4月じゃないしね


「ねぇ~彼氏?」


耳元で言われて「・・・うん?・・・」
変な答えのあたし。


「あっ!わかった当時のお客?」


「あ・・・そんなもん・・・かな?」


「そうか・・・やっぱり
で?啓ちゃんとは会ってる?」


へっ。。。啓ちゃん?


「け・・・啓ちゃん?」


「も!!!け・い・じ・ろ・う!!!」


あたしたちの関係知ってる?


啓次郎が言ったのかな?


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