恋愛革命-あたし×アイドル-
「…は?守る?何ソレ」


案の定、翔の頭上には「ちょいん、ちょいん」とクエスションマークがあった。



「聞いたんだ、実菜さんのこと。あたしじゃ変わりにはなれないと思うけど、超がんばるから!」

「何が?」



翔があたしの言葉をさえぎった。



…え?


何がって…どういう意味?




「だって…リモコンの裏に貼ってあったプリクラ…」


「あぁ、そいつ。俺の前のいとこだけど、それがどーしたの」



…前のいとこ!?
実菜さん病気で死んだんじゃないの?






あ。



涼さんもしかして…




ウソついた!!??





ちくしょー!!!
あの茶髪野郎がああぁぁぁあ!!!




「ごめん、ちょっと涼さんの部屋いってくるわ!!」


そう言ってあたしは翔の部屋のドアを思いきりしめ、

向かいにある、涼さんの部屋のドアを思いきりあけた。





「どういうことですか涼さん!!!」



あたしは、イスに座っていた涼さんのほっぺをぎゅっとつかみ、ぐるんとこっちへ向かせて言い放った。




「ひはいひはい…ほへはいはははははひて」



いたいいたい…


おねがいだから離して?





痛がるようなこと誰がやったんだ!?

って、あたしなんで喋ってることがわかった?




通訳者か!!






意味不明なツッコミをいれながら手をほっぺから離した。








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