恋愛革命-あたし×アイドル-
―学校―

現在12:46。

あたしは校門の前にいる。

…今教室行ったら絶対給食目当てで来たって思われんじゃん!!

あたしにだってプライドがある。

給食終わるまで絶対入んないもんね!

そんな給食目当てな女じゃね~し。

そう決意し、ガッツポーズをとった、その時、

誰かがあたしの肩に手をのせた。


…ひっ!

誰??先生!?


後ろを振り向く。

「よぉ、キレ子」

あたしの肩に手を置いたのは翔だった。

「あれ?翔くん何でここにいんの?」

「俺、この学校に転校したの。2年A組だから」

2年A組?


…同じじゃんっ

「同じだな。」

…地獄耳?


「そっ、それはおいといて、なんでこの学校?芸能コースあるとこじゃないの?」

「ヤダよ、遠いんだもん」

ちっ、お子様が!

ってか緊張するじゃん!

なんでよりによって同じクラス~?!

「クラス行こ」

…え?


ちょまっ…給食終わるまで入りたくないんだってば!!


一生懸命抵抗したけど、相手は男。

あたしの抵抗も空しく、ずるずると引きずられながら学校へ入った。
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