恋愛革命-あたし×アイドル-
―叔母ちゃんち―


スゥ…

ハァ…


深呼吸をして、ドアノブに手をおく。

普通はこんなことしないかもしれないけど、あたしはしなくては中にはいれないのだ。

なぜなら。


あたしは“叔母”という存在が苦手だからだ…。

あたしの叔母はいつもどんな時もウザいくらいテンション高し。
小さい頃はよく叔母ちゃんに振り回されてたものだ。



叔母ちゃんを嫌いになった一番の理由は、
あたしが4歳の時大けがをさせられたってこと。

叔母ちゃんと公園でブランコで遊んでた時があって、

あたしがいきおいつけてこいでたら叔母ちゃんが後ろから背中を思いっきり押して。

あたしは落ちて、いきおいをつけたブランコがあたしの頭にぶつかり、頭を切った。





―それが原因で今あたしは、叔母ちゃんが大嫌い。

好きになることなんて、一生ないよ。
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