恋愛革命-あたし×アイドル-
あたしの期待、ハズれました。




2階からおりてきたのは髪が茶パってて、高校生くらいの男だった…。

まぁ、翔がでてきたらこんな平然としてらんねーって。




「チャ~ッス♪俺ちゃんと仲良スになりたいのはどこのどいつだぁ~い??ぷっ、何ー“どこのどいつだぁ~い?”とかぁ↑にしおか風~?ウケるー」


…ぷっ、何ーはお前だよ!!!



なんなの「俺ちゃんと仲良スになりたいのは」って!

てめぇとなんか「仲良ス♪」なんかになりたくねぇぇぇ!!
つーかテンションおかしいだろ!くるってっから真面目に!!


「ちなみにO型、乙女じゃないけどおとめthe☆」


「…そうですか~。そりゃどうも☆」

「えー何冷たくねぇ~?悲しい~」

「美南冷たくしたつもりないよ?つかキミ何年?」


…なんでか自分を“美南”と呼ぶ自分。


「マジすか~♪よかったよかった↑俺、高3!フゥ~ッ」


にしおかす●この次は狩野●孝みたいなしゃべり方できた。
コイツ頭おかしいと思う。



「そうなんですか~美南の2つ上ですねーっ」

「俺2つ上系~?てかてか~高1っつったらー…

 俺の弟くんと同じじゃ~ん?運命的~?」



「弟!?え、そんなんいんの!?」

「いるいる~なんか超人気モノなんだとよん☆」


「へっ…へぇぇッ!!もしかしてその人はまさかとは思うんですけど・・・その、しょ―……」





―ガチャ


“翔”という名前を出そうというとき、玄関のドアーが開いた。





「おぉ~弟♪おっかえりん↑」





「いい加減ウザいってそれ…」









…えっ!?




この声…ってもしかして―……







そう。

その声はあたしの大好きな声で、

今日Mステで生歌を披露する声で…







「―……あんた誰?」






玄関の外から顔を出したのは。





あたしの大好きな―…
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