君はいつも哀しそうで


「バカだろお前」






……







………








「固まんなよ…」

口をポカーンと開けて漫画のようにみんな固まった

多分だけど、俺が慰めの言葉をいうんだろうと思っていたんだろうが、第一声がバカだろお前

みんなに引かれた




「…ば、か…」

あー…

「だから、間に受けんなよお前
真正面から受け止めんな。馬鹿にはいろいろあるだろ」


颯の目の前で止まり体育座りしている颯と目線を合わせてしゃがみ込む

「颯は自分がいじけて自分が拗ねて迷惑かけたと思ったんだろ?」

「…うん」


「みーの本当は言いたくないこと言わせたって責任感じてんだろ?」

「うん…僕のせい」


はぁ

今度は大きくため息をついた




「それは颯の思い込みじゃねーか

みーが迷惑だっていったか?本当に言いたくないことなら嘘付けばいい。言わなくてもいいだろ

でも、みーは颯にも月唯にもちゃんと伝えた
それは、2人のことも大切なんだってことだ」


「僕も大切?」


「あぁ。俺も月唯も颯も

みーにとっては同じように大切なんだ
だから、勝手に迷惑だって決めつけんな」


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