君はいつも哀しそうで
なに自分で大切なんだとか言ってんだよ
大切かどうかはみーが決めることで
俺が余計なことペラペラと言っていいわけじゃねーのに
てか、
恥ずかしくね?
だって今自分はみーに大切にされてるって自分で言ったよな…
颯に感情任せで言いたいこと言ったそばから即後悔
深いため息をついて頭をガシガシと掻き毟る
そして本能的に俯いた
…バカだろ俺
「ふふ…そう。私は3人が大切だよ」
天使がそこにいた
「だから、龍喜が言ってくれたことは本当」
いや、神様かもしれない
「迷惑だなんて思ってないから」
とにかく今はとても神々しく見える
「元気だして、颯夜」
とても暖かく微笑んだ
彼女が惹きつけるものはなんなのか
まるで、大きな太陽みたいで
まるで、大きな優しさの塊のようで
彼女は輝いていた