君はいつも哀しそうで

急接近



俺と颯と月唯のいつものメンバーで夏織琉の店へ足を運ぶ



店って言ってもカフェ

ケーキとかスイーツの充実したお店

まぁ、もちろん女が多いわけで、その店のオーナーがなつじゃなきゃ

あんなところに立ち寄ることは無い

なつって言うのは俺の夏織琉の呼び方

夏って漢字だからなつ





「こんにちは〜!!夏織琉さん来たよー♪」

今日はやたらと颯がうるさい


そのうるさいテンションで店内へ足を踏み入れる



「おぅ!来たのかお前ら
今日は客が少ないんだたくさん食ってけ」

この人が朝陽 夏織琉 23歳
兄貴の友達
高校の先輩でもあり、あることの先輩でもある
俺らの尊敬してる人
今見てもこんなやつ尊敬しようとは思わないけど
裏の顔はかっこいい…ってことにしとく
まぁ、詳しいことはまた


「お邪魔します。とりあえずいつもので 」

月唯が注文を済ませると「うぃ」って言って奥へ消えるなつ

これもいつもの光景

ここに来れば頼まなくてもそれぞれなつが分かっていて出してくれる


それをわざわざ伝える月唯はそういうところが几帳面でしっかりしてる




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