君はいつも哀しそうで


「何もしてねぇよ。いいか、今後変なことだけはすんなよ」


雑誌から視線を雷にうつし言う

今までの会話を聞いていたであろう颯がこっちに加わってきた




「ほんとだよー!みーちゃんに変なことしたら許さないかんね!!!」

隣にいた珀はあまりの大声に目を細めた

それを見て苦笑いの月唯はあとから颯を宥めるのに苦労するであろうことがうかがえる








「まあ、声くらいはかけてもいい。みーにも伝えとく。」




シーンとした

特に月唯と颯が。



「いや、たつ。何言ってんの?」
月唯が言う

「前にみーに言われたんだよ
友達が沢山欲しいって。」



合致がいった月唯はなるほどねともとのスマホへと目線を戻した


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