君はいつも哀しそうで



その答えにみーもたどり着いたのか

「私今日家で調べてみるね」

そう言った



「頼む」

やはりそっちか。と俺は心の中で頭を抱えた










ぴーんぽーんぱーんぽーん
「3年2組香月美夜、職員室担任のところまで」



放送をくらった

みーが。

このタイミングでの呼び出しが今日のことと関係しているのかわからないが…



教室のどこからともなく飛んでくる視線に思わず鋭い視線を送ってしまって

みーに向けられる視線がそらされる気配がした




「行ってくるね。
関係ないことでもなにか聞けたら聞いてくる」

そんな視線にも動じず、いつも通りのみー










帰ってきたのは1時間目が終わったあとだった




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