優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜（おまけ完）

「…麗美、結婚式はどうしようか？今はまだそうでもないみたいだけど、つわりとかは、どれくらいまで続くんだろ？」

食事とお風呂を済ませ、ベッドの中で、修二さんが呟く。

「…友達とかは、安定期に入る頃には治まったって聞きましたけど」

「…そうか。…うん、分かった。その頃に挙げられるように手配しとく…麗美のウェディングドレス姿は絶対見ておきたいから」

そう言って、優しい笑みを浮かべた修二さん。

「…私も修二さんのタキシード姿みたいです。きっと、カッコいいんでしょうね」

そう言って、2人で笑い合う。

…大変なことだらけ。でも、幸せも同じくらい溢れてる。

修二さんとの毎日は私にとって、かけがえのない日々だと思う。

その晩、私は修二さんにしっかり寄り添って眠りについた。

…消えない恐怖を、打ち消すように、ギュッと目を瞑った。