優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
「…先に中で待ってる」

そう言った修二さんは、私の手をお義父さんに託した。

「大事な体なんだから、しっかり支えてくださいよ」

修二さんの言葉に、お義父さんはフッと笑う。

そして私の耳元で囁く。

「…心配性な旦那だな」

その言葉に思わず笑ってしまった。

…間もなくして、結婚式が始まった。

中に入ると、もう一人、驚く人物がいた。

修二さんのお母様だ。

私の花嫁姿を見て、笑顔で祝福してくれる。

…こんなにも、修二さんの家族に祝福されて、嬉しくて涙が止まらない。

神父の誓いの言葉。

二人は誓い合う…

「…君を一生守ると誓います」

…そして、誓いのキスを交わした。
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