優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
《藤岡side》
取引先との話を終え、自社に帰ろうと、外に出た時だった。突然、携帯が鳴り、携帯を見ると、会社からだった。
「…もしもし」
『藤岡部長、大変です!』
慌てた声で話す、海外事業部の女子社員からだった。
「そんなに慌ててどうしたんですか?落ち着いて話してください」
『そんな、悠長な事を言ってる場合じゃないんです!』
…女子社員が言うには、西崎君がミスして、それを収める為に、有藤主任が話しに加わったとか。そこまでは良かったのだが、相手はカンカンで、ずっと、有藤主任を罵倒し続けているらしく。収集がつかなくなっているとか。
『有藤主任が、可哀想です。あの完璧な主任があそこ迄言われる必要はないと思うんです。ミスをしたのは、西崎君なのに』
最後は泣き声になっている女子社員。
「もう、社に戻ってますから、温かい緑茶と、安田専務はモナカが好きだから、それも一緒にお出しして。大丈夫ですよ、僕がなんとかしますから」
『…わかりました。早く帰って来てください』
そこで、電話は切れた。
取引先との話を終え、自社に帰ろうと、外に出た時だった。突然、携帯が鳴り、携帯を見ると、会社からだった。
「…もしもし」
『藤岡部長、大変です!』
慌てた声で話す、海外事業部の女子社員からだった。
「そんなに慌ててどうしたんですか?落ち着いて話してください」
『そんな、悠長な事を言ってる場合じゃないんです!』
…女子社員が言うには、西崎君がミスして、それを収める為に、有藤主任が話しに加わったとか。そこまでは良かったのだが、相手はカンカンで、ずっと、有藤主任を罵倒し続けているらしく。収集がつかなくなっているとか。
『有藤主任が、可哀想です。あの完璧な主任があそこ迄言われる必要はないと思うんです。ミスをしたのは、西崎君なのに』
最後は泣き声になっている女子社員。
「もう、社に戻ってますから、温かい緑茶と、安田専務はモナカが好きだから、それも一緒にお出しして。大丈夫ですよ、僕がなんとかしますから」
『…わかりました。早く帰って来てください』
そこで、電話は切れた。