優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
…少しの休憩の後、今度は会社の為の披露宴。

身重の体では、流石に疲れたけど、祝福のコメントや、余興も用意してくれて楽しめた。

…何もかもが、夢のような時間。

披露宴が終わり、いつもの車で、自宅へ戻る。

「…疲れただろ?少しお休み」

そう言って私を抱き寄せた修二さん。

「…疲れたけど、忘れられない思い出になりました。ありがとう、修二さん」

そう言って、修二さんの言葉に甘えて少しだけ目を閉じた。

修二さんのぬくもりは、本当に安心する。

…。

「…麗美」
「…ん?…着きました?」

修二さんの言葉に目を覚まし、ゆっくりと目を開けると、そこは自宅ではなかった。

言葉を失っていると…

「1週間、休みをもらったんだ」
「…え?」

「身重の体では、遠出は無理だけど、伊豆くらいなら、ゆっくりできるだろ?」

「…これって」
「…そう、新婚旅行」

…今まで根を詰めて仕事をしていたのは、新婚旅行に行く為だった。

私は思わず修二さんに抱きついた。
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