優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
本当に、修二さんは、私には甘い人だなぁと思う。…でも、子育てを進んで手伝ってくれるのは、とても嬉しい。

「…ありがとう、それじゃあ、一緒に寝ます」

と、素直にそう言えば、修二さんも納得して頷いた。

毎日、朝陽のお世話に追われる日々。その合間に家事をこなす。

そんなある日、修二さんが、ポツリと呟いた。

「…俺が、朝陽になりたい」

その言葉に驚いて、目を丸くする。

「…どうしたんですか、急に?」

片手に朝陽を抱いたまま、修二さんの隣に座り、もう片方の手で、修二さんの頬を撫でた。

すると、修二さんは困ったように笑う。私は小首を傾げる。

「…ずっと、麗美と居られるから」

修二さんの口から出た言葉に、目をパチクリさせ、驚きつつも、嬉しくて、ウトウトしてる朝陽をベビーベッドに寝かしに行くと、修二さんをぎゅーっと抱きしめた。
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