優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
それから翌年、二人目を妊娠し、産まれたのは女の子で、優美(ゆうみ)と名付けられた。

朝陽は私にベッタリで、修二さんと取り合いになるのもしばしば…

困るけど、うれしい悲鳴。

優美は、大人しく優しい子に育ちつつ、修二さんにベッタリ。

ちょっとヤキモチを妬いたけど、修二さんの優美の可愛がり方を見るのが好きで、すぐにその気持ちも無くなった。

…そして、朝陽が3歳になったある日。

仕事に復帰する事になった。

海外事業部なんて忙しい部署はもちろん無理だけど、総務部が
手が足りないと悲鳴を上げているとの事で、助っ人として。

9時から5時まで。

その間、朝陽と優美は、隣接された託児所へ。

最初は2人とも大泣きで、大変だった。

「…初めての部署で、わからない事ばかりですが、頑張りますのでよろしくお願いします」

総務部長には、私が新條社長の妻である事は秘密にしてもらった。

…気を遣われるのは嫌だったから。
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