優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
「おじ!…お兄ちゃん驚いてるよ、優美。帰ったら、パパに抱っこしてもらおうね」

年齢不詳の安住さんにおじさんは失礼かと思い、お兄ちゃんと言い直し…

優美の優しくなだめる。

すると、ククッと笑い声が聞こえて、そちらを向くと、会社で無表情だった安住さんが笑っているではないか。

私は驚きの眼差しで、安住さんを見ると、安住さんは、優美をヒョイっと抱っこした。

「…子供って可愛いですよね。姪をよく抱っこするんですけど」

軽々と片手で抱っこしながら、優美の頭を優しく撫でている。

…優美は、嬉しそうに微笑んでいる。

なんともミスマッチな光景に思はず笑みが溢れた。

「…有藤さんによく似てますね」
「…ありがとう」

「…男の子は…旦那さん似かな?小さいのにカッコイイ」

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