優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
…親密な関係になれたら?

その言葉の意味が分かって、ボッと、顔が真っ赤になった。

「…今日の有藤さんは、赤い顔になりっぱなしですね」

そう言って、フッと笑う。

「か、からかわないでください」

そう言って俯く。

「…その可愛い顔を忘れない為に、この目に焼き付けたいんですが」

「なっ⁈」

「ギュッとさせてください」

「///‼︎」

私の答えを聞く前に、藤岡部長は、私をギュッと抱きしめた。

…今日の中で、最高潮に、私の顔は、紅潮していた。


「それじゃあ、僕はこれで」

何も言えないでいる私の頭を優しく撫でると、藤岡部長は帰って行った。

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