優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
会えたとしても、月一が、いい所だ。
「・・・はぁ」
仕事は好きだけど、誰かに癒されたいと思う今日この頃。
彼氏と呼べる相手なんて、もう何年もいない。
…いや、仕事を始めてから、彼氏なんて作ってる暇もなかった。
…と言う事は、彼氏いない歴7年?
短大卒の私が、ここまで来れたのも、仕事だけを頑張って来たからなんだけど。
「主任、確認お願いします」
「・・・え?…ぁ、はい、これね…うん、いいわよ。あ、でも、ここだけ訂正して、数字が間違えてる」
優しい口調でそう言えば、部下はハッと顔色が変わる。
どんなに口調が優しくても、表情がないらしいから、何を考えてるのかわからない、と。
陰で言ってるのを耳にしてしまっている。
…もう少し、表情を作った方がいいのかな、なんて思ってみたけど。
今更、どんな顔をすればいいのか、自分でもわからない。
・・・こんな事を考えながらも、手は、仕事をしてしまっている。
ここまで来ると、病気だろうな、と、自分でも思う。
…昼一、私は、藤岡部長に、頼まれた書類を差し出した。
「流石は、有藤さん。…完璧です。ありがとうございます」
そう言って微笑む、藤岡部長。
私は無表情のまま、頭を下げると、自分のデスクに戻った。
「・・・はぁ」
仕事は好きだけど、誰かに癒されたいと思う今日この頃。
彼氏と呼べる相手なんて、もう何年もいない。
…いや、仕事を始めてから、彼氏なんて作ってる暇もなかった。
…と言う事は、彼氏いない歴7年?
短大卒の私が、ここまで来れたのも、仕事だけを頑張って来たからなんだけど。
「主任、確認お願いします」
「・・・え?…ぁ、はい、これね…うん、いいわよ。あ、でも、ここだけ訂正して、数字が間違えてる」
優しい口調でそう言えば、部下はハッと顔色が変わる。
どんなに口調が優しくても、表情がないらしいから、何を考えてるのかわからない、と。
陰で言ってるのを耳にしてしまっている。
…もう少し、表情を作った方がいいのかな、なんて思ってみたけど。
今更、どんな顔をすればいいのか、自分でもわからない。
・・・こんな事を考えながらも、手は、仕事をしてしまっている。
ここまで来ると、病気だろうな、と、自分でも思う。
…昼一、私は、藤岡部長に、頼まれた書類を差し出した。
「流石は、有藤さん。…完璧です。ありがとうございます」
そう言って微笑む、藤岡部長。
私は無表情のまま、頭を下げると、自分のデスクに戻った。