優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
「…駅までですから。行きましょう」
そう言って、藤岡部長は歩き出した。…駅までならと、一歩後ろを歩き出す。
「…西崎君と、デート…ではないみたいですけど」
「デートなんかじゃありませんよ。たまたま街中で会って…」
そこまで言って、口ごもる。…別に、言い訳する必要なんて、ないのに。…私と藤岡部長は、上司と部下の関係、ただそれだけ。
「…そうですか。…有藤さん」
「…はい?」
「…今朝は、どうして何も言わずに帰ってしまったんですか?」
藤岡部長の歩みが止まる。…私も、歩みを止めた。
…やっぱり、そうなるよね。
「…昨晩の事は、忘れましょう。…というか、忘れて下さい」
藤岡部長の背中に話しかける。
「…有藤さんは、忘れたいんですか?」
前を向いたまま、問いかけてくる。
そう言って、藤岡部長は歩き出した。…駅までならと、一歩後ろを歩き出す。
「…西崎君と、デート…ではないみたいですけど」
「デートなんかじゃありませんよ。たまたま街中で会って…」
そこまで言って、口ごもる。…別に、言い訳する必要なんて、ないのに。…私と藤岡部長は、上司と部下の関係、ただそれだけ。
「…そうですか。…有藤さん」
「…はい?」
「…今朝は、どうして何も言わずに帰ってしまったんですか?」
藤岡部長の歩みが止まる。…私も、歩みを止めた。
…やっぱり、そうなるよね。
「…昨晩の事は、忘れましょう。…というか、忘れて下さい」
藤岡部長の背中に話しかける。
「…有藤さんは、忘れたいんですか?」
前を向いたまま、問いかけてくる。