優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
「…私と新條社長では、釣り合わないからです」
その言葉に、新條社長は一瞬驚いたが、また直ぐにいつもの穏やかな表情になる。
「…僕は、新條物産の御曹司である前に、一人の男です」
「…⁈」
「…好きな女性を愛し、愛されたい。いつもこうやって抱きしめたい。あらゆるものから、守りたいと心底思う。僕の身分なんて関係ない。ただ、有藤さんを…麗美という女性を愛したい。それじゃあダメですか?」
…その言葉を嬉しくないなんて、誰が思うだろう。でも、やっぱり、私に誇れるものはないから。
「…私には、両親が居ません」
「…‼︎」
「…私が10歳の時に、事故で亡くなり、母方の祖母が私を育ててくれました。でも、その祖母も昨年亡くなって、私には、家族と呼べる人は、誰もいないんです。…もし、新條社長と、付き合えても、こんな私では、ご両親も認めないでしょう?だから、わたしの事は諦めて、もっと相応しい方を探してください」
…そう言って微笑んで見せた。
その言葉に、新條社長は一瞬驚いたが、また直ぐにいつもの穏やかな表情になる。
「…僕は、新條物産の御曹司である前に、一人の男です」
「…⁈」
「…好きな女性を愛し、愛されたい。いつもこうやって抱きしめたい。あらゆるものから、守りたいと心底思う。僕の身分なんて関係ない。ただ、有藤さんを…麗美という女性を愛したい。それじゃあダメですか?」
…その言葉を嬉しくないなんて、誰が思うだろう。でも、やっぱり、私に誇れるものはないから。
「…私には、両親が居ません」
「…‼︎」
「…私が10歳の時に、事故で亡くなり、母方の祖母が私を育ててくれました。でも、その祖母も昨年亡くなって、私には、家族と呼べる人は、誰もいないんです。…もし、新條社長と、付き合えても、こんな私では、ご両親も認めないでしょう?だから、わたしの事は諦めて、もっと相応しい方を探してください」
…そう言って微笑んで見せた。