優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
「…どうしたの?うちの会社に何の用?」
疑いの目で、相手を見る。…無理もない。この人は、私の短大時代の元カレ、萩原晶(おぎわらあきら)二つ年上のK大生だった。
就職を理由に、別れた。
もう、何年も前の話し。
「…失礼だな」
「…え?」
困ったように笑った晶は、驚くような一言を発した。
「…俺、この会社に就職してたんだけど?」
「う、うそ⁈」
「…ホント、麗美は、俺には全然興味無かったよな」
「…」
返す言葉が見つからない。
「…だから、麗美の部下に、客じゃないって言ったのに、言う事聞いてくれないから」
「…ゴメン。でも、どこの部署にいたの?」
「営業部…で、今日から、海外事業部に異動になった。…異動の張り紙あったろ?って言うか、内示無かった?」
「バタバタしてて、何にも知らない。自分の昇進だって、当日の朝、突然聞いたくらいなのに」
疑いの目で、相手を見る。…無理もない。この人は、私の短大時代の元カレ、萩原晶(おぎわらあきら)二つ年上のK大生だった。
就職を理由に、別れた。
もう、何年も前の話し。
「…失礼だな」
「…え?」
困ったように笑った晶は、驚くような一言を発した。
「…俺、この会社に就職してたんだけど?」
「う、うそ⁈」
「…ホント、麗美は、俺には全然興味無かったよな」
「…」
返す言葉が見つからない。
「…だから、麗美の部下に、客じゃないって言ったのに、言う事聞いてくれないから」
「…ゴメン。でも、どこの部署にいたの?」
「営業部…で、今日から、海外事業部に異動になった。…異動の張り紙あったろ?って言うか、内示無かった?」
「バタバタしてて、何にも知らない。自分の昇進だって、当日の朝、突然聞いたくらいなのに」