優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
「・・・という事で、今日から営業部から、ここに異動になった荻原晶です、宜しくお願いします」
オフィス内はガヤガヤと何か言っている。
『営業部のエースが、何で海外事業部に?』
『急な人事異動が多すぎない?』
『・・・え~?いいじゃん、荻原さんってイケメンで、実は密かに狙ってたのに』
…好き勝手に言いあっている様子。私はチラッと、晶の方を盗み見る。
…聞こえてるはずなのに、全く動じていない。
・・・流石は、ここで営業部のエースなんて言われてるだけの事はある。自分の信念は、曲げない。…それは、付き合ってた時と変わってない…かな。真っ直ぐな人だったのは、今も鮮明に覚えてる。
気を取り直した私は、仕事に取り掛かった。
右も左も分からない海外事業部。西崎君の下に付けつつ、私も色々と教えていく。…この新條物産は、海外事業部は花形部署だ。その次期部長に指名されてるだけの事はある。物凄く、仕事覚えが早い。何年もかかって仕事を覚えた私なんて、足元にも及ばないんじゃないかと思うくらい。
…今日も、遅くまで仕事をこなしている。・・・晶も、同じように、遅くまで残って仕事をしていた。
「あき・・・荻原さん、もうその辺にして帰ったら?明日も仕事なんだし」
「え?あ~うん。これだけやったら帰るよ」
…真面目だな。溜息をつき、私も仕事を始める。
「・・おい」
「・・・」
「麗美!」
「?!・・・な、何?」
仕事に没頭していて、呼ばれてる事にも気づかなかった。
オフィス内はガヤガヤと何か言っている。
『営業部のエースが、何で海外事業部に?』
『急な人事異動が多すぎない?』
『・・・え~?いいじゃん、荻原さんってイケメンで、実は密かに狙ってたのに』
…好き勝手に言いあっている様子。私はチラッと、晶の方を盗み見る。
…聞こえてるはずなのに、全く動じていない。
・・・流石は、ここで営業部のエースなんて言われてるだけの事はある。自分の信念は、曲げない。…それは、付き合ってた時と変わってない…かな。真っ直ぐな人だったのは、今も鮮明に覚えてる。
気を取り直した私は、仕事に取り掛かった。
右も左も分からない海外事業部。西崎君の下に付けつつ、私も色々と教えていく。…この新條物産は、海外事業部は花形部署だ。その次期部長に指名されてるだけの事はある。物凄く、仕事覚えが早い。何年もかかって仕事を覚えた私なんて、足元にも及ばないんじゃないかと思うくらい。
…今日も、遅くまで仕事をこなしている。・・・晶も、同じように、遅くまで残って仕事をしていた。
「あき・・・荻原さん、もうその辺にして帰ったら?明日も仕事なんだし」
「え?あ~うん。これだけやったら帰るよ」
…真面目だな。溜息をつき、私も仕事を始める。
「・・おい」
「・・・」
「麗美!」
「?!・・・な、何?」
仕事に没頭していて、呼ばれてる事にも気づかなかった。