ホワイトデーの奇跡【完】
『っちが!あれは、そのっ』
「……」
どこで、見られてたんだろう…。
全然気付かなかった…恥ずかしい。
顔が真っ赤になっていくのがわかって、余計に恥ずかしかった。
『彼は、特別というかっ…その』
武藤くんは、男の子っていうよりも。
親やたまちゃんに近い不思議な存在で…。
周りがいうような男女の関係ではなくて…。
どう言ったらいいのか、わからないけど…
特別としか表現出来なかった。