ホワイトデーの奇跡【完】



そんなことの繰り返しで。


13歳の私には

かっこよくて大人で優しい龍平さんを

好きにならない方が難しかった。





『すごく…優しくて。子供の私のことも、女の子扱いしてくれて…嬉しかったの』




今思えば…憧れが…大きかったのかもしれない。


同世代の男の子とは違う。


全て包み込んでくれるような包容力と細かな気遣いや思いやりに…憧れていただけなのかもしれない。





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