ホワイトデーの奇跡【完】
自分の存在なんてちっぽけで。
私が何をしても、周りが自分に影響されることも影響されることもないと思っていた。
そうやって、私は自分の存在をぞんざいに扱っていた。
でも、それは大きな過ちだった。
私は、私が思う以上にたくさんの人に影響を与えていて。
私が思う以上に、私という存在は、他の人の心の中に大きくあって。
それにずっと気づかないで、たくさんの人を傷つけた。
私が変わると…
目に見えてはっきりとわかるくらいに
周りが変わっていった。
そうなるまでに、時間がかかってしまったことに
何度も何度も、反省せずにはいられなかった。