ホワイトデーの奇跡【完】



龍平さんには


大好きだったあの

屈託のない笑顔でずっといてほしいって思う。








『もう…好きじゃないよ。今は、正直…誰かに恋とか考えられない』








私に好きになられても迷惑だって、思ってしまう。

卑屈になってるんじゃなくて、本当にそう思う。









「…そっか」



たまちゃんは

もうそれ以上何も言わなかった。









< 52 / 411 >

この作品をシェア

pagetop