愛 〜eternity〜






「陸ちゃん降りてこないわね~。」





「あっ私が呼びに行ってきます♪」





「うん、お願いするわ♪」





不機嫌のまま帰宅し、自分の部屋に篭ったままの陸徒を心配する母親に、瑛奈は部屋へと向かった。










===










“コンコンッガチャッ”





「…陸徒?クッキー出来たから持ってきたよ♪…入るよ~?」





機嫌が直らないまま、部屋で寝転んで音楽を聞いていた陸徒の返答を待たずに、瑛奈はドアを開けた。







「陸徒!音楽の音量大きすぎるよ!」





「ッ何だよ!?うるせーな。…勝手に入ってくんな。」





勝手に部屋に入ってきた瑛奈に陸徒は不機嫌そうに言った。







「クッキー出来たから持ってきてあげたんじゃん♪機嫌直して♪ほらっ!あ〜ん♪」





「(もぐもぐ)…イマイチ。」





機嫌をなだめようと、瑛奈は笑顔でクッキーを陸徒の口へと運んだ。






「う~…海渡は美味しいって言ってくれたもん!!」




批評した陸徒の言葉に、瑛奈は頬を膨らませた。







“バンッ”






「…!?何!?」





「………。」





その言葉にむかついた陸徒は、瑛奈をベッドに押し倒した。





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