愛 〜eternity〜

「…瑛奈がバカだからだよ。」





「ッ何それ!?陸徒にだけは言われたくない!!(怒)」





あの日以来、気まずかったはずの２人は、いつもの様に口論を始めた。







「…やっぱり陸徒とはこうゆうのが良い。」





「こうゆうのって？」





口論を途切るように瑛奈は口を開いた。







「お互い避けたり気まずいのはヤダ。」





「あははっ！瑛奈、俺と喋れなくて寂しかったんだ？(笑)」





寂しそうな表情を見せる瑛奈に、陸徒は笑顔でからかうように言った。







「…海渡も心配してたよ？」





「…(またこいつ海渡の話してるよ。本当悪気ないから困る。)

…あぁ～でも、海渡はいつも以上に瑛奈と２人でいられて嬉しそうだったぞ。」





悪気がなく海渡の話をする瑛奈に、陸渡はそっけなく言い放った。