愛 〜eternity〜

「何でよ(笑)あっ！もしかして陸斗ヤキモチ妬いてるんだぁ？」





「…うん。妬いてる。めちゃめちゃ妬いてる。」





冗談交じりの瑛奈の言葉に、陸徒は真剣な顔で答えた。







「…ッからかわないでよ(照)…ッそろそろ下行こう♪ママ達待ってるよ♪」





思いがけない言葉が返ってきた事に瑛奈は戸惑いを見せると、急いで話題を変え、立ち上がろうとした。







“グイッ”





「ッまだ大丈夫だよ！ってか、話そらすな。」





立ち上がろうとした瑛奈の腕を陸徒は掴んだ。







「………。」





「…俺は瑛奈が好きだ。海渡の話したり仲良くしてるの見てスゲー妬いてる。」





真剣に話す陸徒に、瑛奈は黙って聞いていた。







「瑛奈が海渡の事好きなのは知ってるし

瑛奈と気まずくなるのが嫌でずっと言わないでいようと思ってた。

…でも、やっぱり好きだから。」





陸徒はそれだけ言うと、掴んでいた瑛奈の腕を離した。