希望が光に届くまで
「形原はなんで?どうしてここに来たの?」
首をかしげて私に問いかける淮斗くん。
「私ね、自分が大嫌いなの」
「え?」
私は結んでいた髪の毛をほどいて話を続けた。
「私ね大事な人を裏切ってるの。最低でしょ?私、お母さんが病気でさ。お父さんとお兄ちゃんしかいないっていうのに、お父さんはわたしに手出してくるんだ。お兄ちゃんだってそれを見てるだけでさ?どこにも居場所がないんだぁ。って・・・こんなこと話されても困るだけだよね」
「俺は困らないよ。」
「え、?」
「人が困って相談されて、困るわけ無いだろ?俺は、形原の相談、ちゃんと聞いてるよ。役に立ちたいよ。」
その瞬間私の目からしょっぱいものがたれてきた。
首をかしげて私に問いかける淮斗くん。
「私ね、自分が大嫌いなの」
「え?」
私は結んでいた髪の毛をほどいて話を続けた。
「私ね大事な人を裏切ってるの。最低でしょ?私、お母さんが病気でさ。お父さんとお兄ちゃんしかいないっていうのに、お父さんはわたしに手出してくるんだ。お兄ちゃんだってそれを見てるだけでさ?どこにも居場所がないんだぁ。って・・・こんなこと話されても困るだけだよね」
「俺は困らないよ。」
「え、?」
「人が困って相談されて、困るわけ無いだろ?俺は、形原の相談、ちゃんと聞いてるよ。役に立ちたいよ。」
その瞬間私の目からしょっぱいものがたれてきた。