春よ恋。
机を班でくっつけて食べる。
シーンとしてるのはこの班だけだった。
私が話さなきゃ!
そう思った私は前から気になっていた
真叶の彼女のことを聞いてみた。

「真叶彼女と最近どー?」
「お!にーなから話ふったの久々だね」
「バカ女に話すほどの彼女じゃねーよ」

ほら…
かならず真叶は私に彼女のことを
話したがらない。
少し寂しいんだよね。
心を開いてくれてないみたいで…

「豚のくせして答えろよ。にーなかわいそ」

誤解を招く前に…
真叶は太ってません。
どちらかといえば細いです。

「うっせーよ。おばさん。
なら仁愛は何が聞きたいの?」

でもこうしてたまに優しく
聞いてくれる真叶がいるから
嫌いとはいえない…

「デートはどこいくの?」
「そこら辺ふらふら」
「手つないだ?」
「そりゃまぁ」
「ちゅーした?」
「するだろ」

「何回したんでちゅか?とんとん 笑」
「うるせぇばばぁだな。
何回もするだろそんなん。」

真叶と梨華はお似合いに見える。
まぁそんなこと口に出せないけど…
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