春よ恋。
真叶に電話をかけるのは初めてだった。
なんかドキドキして深呼吸をした。


0、8、0、×、×、×、×、×、×、×、×

見直しして。
よしかける!

プルルルル…

「もしもし。真叶です。」
「あ、あのこんにちは。」

変に気合が入ってしまった。

「何お前そのこんにちはってw」
「もぉうるさいなぁ。
んでなんだっけか?」

「お前がババァに話そうとしたこと!」
「あー…ババァじゃなく梨華 ね!」

「はいはい。そんでなにした?
母親のことだろ?」
「うん…」

「なんでも話せ。聞くだけ聞くから。」
「うん…」
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