軌跡






「あ~おいしかったぁ♪」


ご機嫌なミクときぃちゃん。

あたしはみんなにから揚げをとられたせいで
全然お腹いっぱいじゃない。


むしろ…お腹減ってる。




あたしはおかずの無い白米を、
ずっと食べ続けていただけだったから。




「それじゃぁ
大会でねぇ~☆

片山!バイバーィ」




ミクはチャリのうしろにきぃちゃんを
乗せてどっか行った。



残った
あたしと島根と守山くんと片山…。







「し、島根!
俺らも帰ろうぜ」


「そうだなぁ…
じゃぁな!守山、岡田」





……へ!!!!??








お見送りしてくれないの!?


しかも、守山くんと
二人きりなのも気に食わないんですけど!




「じゃぁな、岡田さん」





< 112 / 167 >

この作品をシェア

pagetop