軌跡
「あ~おいしかったぁ♪」
ご機嫌なミクときぃちゃん。
あたしはみんなにから揚げをとられたせいで
全然お腹いっぱいじゃない。
むしろ…お腹減ってる。
あたしはおかずの無い白米を、
ずっと食べ続けていただけだったから。
「それじゃぁ
大会でねぇ~☆
片山!バイバーィ」
ミクはチャリのうしろにきぃちゃんを
乗せてどっか行った。
残った
あたしと島根と守山くんと片山…。
「し、島根!
俺らも帰ろうぜ」
「そうだなぁ…
じゃぁな!守山、岡田」
……へ!!!!??
お見送りしてくれないの!?
しかも、守山くんと
二人きりなのも気に食わないんですけど!
「じゃぁな、岡田さん」