+時の砂+
「あんた、またできひんかったん?
ってか、クラス中に聞こえてたで? ほんまに・・・」
『だって・・・・』
呆れた顔をしてふーっとため息をついた。
「初めてじゃないんだしさ・・・?」
「まあ・・・あんなことありゃね・・・気持ちは、分かるけど。
でっ光君には、まだ話してないの?」
『うん・・・・・』
強ばった顔で、うなずく。
「光君はなんて?」
『麗奈がちゃんと心の準備出来るまで待ってるから。 焦らんで良いよ!!
俺らは、俺らのペースでゆっくり行こう。って笑って頭なでえくれた。』
「ほんま光君格好いいな!! めっちゃやさしいやん!!」