+時の砂+
ふと木の下に目をやると、靴が転がっていた。

不思議に思いのぞき込んでみると、1人の黒い服を着た男の人が、桜の花びらまみれになって倒れていた。


『ひやっ?!
し・・・しししし・・死体??』

大きく尻餅ををついてしまった。

『けっ警察呼ばなきゃ・・その前に救急車?!レスキュー隊?!』
頭が混乱して何が何だかわからなくなぅていた。

「ギャーギャーうるせーな!!おちおち昼寝もできひんやんけ!!


・・・何やそれとも誘ってんの自分?」
『は?!』

男はむくっと体を起こし麗奈の一点を見ていた。

麗奈は男が見ている視線の先を見た。

さっき尻餅をついてスカートがめくれたのか下着が丸見えになっている事に気がついた。

『ど・・・どこみてんのよ?!』

「は?お前が勝手に見せたんやろ?」

男と麗奈の目があった。
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