ただ、今

再び




しばらくひろしとは
電話やメールが続いた。

ある日突然、夜に
会うことになった。

ひろしの住んでいる
K市に向かう電車の中
モヤモヤした感情が
何なのかわたしには
わからなかった。


ただ電話やメールを
しているうちに
ひろしの事を知りたい。

もっと話たいって
自然に思えてた。

いつもわたしの事は
聞くくせに
自分の事は話さない。
聞いちゃいけないって
なぜだかそう思った。
< 15 / 79 >

この作品をシェア

pagetop