アンリクワイヤード・ラブ





「ふふ〜ん♩ ふ〜んふふ〜ん♩」




「…ご機嫌だな。」




鼻歌を歌いながら
お弁当を食べていると

風堂くんが 不思議そうな顔で
こっちを見てる。




「あのね、あのね!
実は 友達できたかもなの〜!」



「…なにあんた 友達いなかったの?」




風堂くんのそんな言葉に
少しムッときて


「風堂くんだって…
…友達いないくせに……」



強めに言った……わけもなく…



聞こえるか聞こえないか程度で呟いた。




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