ジェントルマンッ❣
「桐谷さんは、うるさいから、モテないだろうね。笑笑
俺は、その逆的な?」
二人で、校舎に向かいながら歩く。
その影は、180cmはあるだろう先輩と、クラスでも小さい方である155cm弱のあたしは恋人ではなく、兄弟のように見えた。
あたしの目の前では先輩が馬鹿みたいに爆笑している。
男っぽいのに、タレ目っていうね。笑笑
それに今この人は、モテてるとでも言いたかったのか?
「…………もぅ、いいです。頑張ってくださーい!」
「えっ、怒った?ごめんよー!」
頭をポンポンする先輩。こういう事するから気になるんじゃん!
「怒ってませんっ///さようならっ!」
下を向いて去るあたし。
きっと今、顔が赤い。
「生意気な奴め!」
ちょっと無視して、さようなら(-´∀`-)
「ねー、みゆう。遅いよっ!」
「ごめんごめんっ!川野先輩だったから………笑笑」
そんなこと言っても、唯は一番あたしの事を分かってる。
言ったことないけど、一番感謝してたりする。
………今日は1日、体育祭練習だった為、学校も早く終わる。
でもきっと、リーダー練習があるだろう。
さっきは川野先輩と一緒の赤団がいいと言ったけども、高校生と中学生の団は、別物だ。
つまりつまり、1つの体育祭で2つの学校がやっているようなもの。
だって、優勝も応援賞も高校生と中学生で別々だしね。
あたしのいる中学校青団の副団長がすごーく性格の悪い人で………
後輩からの支持も少ない。
あたしは、一応青団のリーダーだし、その性悪副団長との関わりも多い。
副団長さんは、さぞあたしの事が嫌いらしい。
態度がでかいんだって。笑笑
仕方ないっしょ?
さっき言ったじゃん?
親が元ヤンだからね。笑笑