「先生、それは愛だと思います。」完
――目まぐるしいほどに鮮やかで色濃いあの高校生活を、
私は何度でも思い出すだろう。
何度でも切なく思うだろう。
何度でも温かい気持ちになるだろう。
そして、思い出すごとに、年数を重ねるごとに、その想いは宝物になっていくのだろう。
『高橋先生のことが、ずっと好きでした』
切なさも、痛みも、愛しさも、苦しさも、
あなたを愛した、私のいとしき日々のすべてだから。
end