一途なカノジョと冷たいカレシ【執筆中】
ああ……
プリントを抱えて二人で微笑み合う……
これは……結婚と同じ!!
隣にあたしが寄り添い、奏多くんがあたしの腕をそっと触る。
ゴーンゴーン
ああ………
鐘が鳴ったわ…
『チカイノキスヲ♪』
チュ~!!!
「…キモ」
ハッ!!
「奏多くん酷いっ!!でももっと言って♡」
「うざ…はいこれ」
なになに?プレゼン……って重っ!!
奏多くんはあたしに抱えていた大量のプリントを渡すとセエセエした顔で、去って行った。
「あたしが頼れるからこのプリントを…?なんて分かってるの!!」
キーンコーンカーンコーン
「ヤバ。行かなくちゃ」
あたしはチャイムの音を聴くとそそくさとプリントを運びに行った。