一途なカノジョと冷たいカレシ【執筆中】

【昼休み】



「奏多くん♪ご飯食べよ？」



「…嫌だ」



「ええっ？！」



「で、でもお弁当持ってきてないでしょ？」



「購買行く」



「お財布持ってきてないでしょ？」



「龍に借りる」



「龍くん今日は早退したでしょ？」



「…ﾑｯ」



可愛い…



「お弁当つくってきたよ！ほら食べよ！」



「ﾁｯ」



舌打ちしながらもあたしと一緒に食べてくれる奏多くん。



遠回しの優しさっていうの？



もうそれがたまらない！！



「こう見えて料理はできる方なんだからね！」



「そ。」



「あ、あの…っ！私も一緒にいい…ですか？」



奏多くんファングッジョブ！



「もちろん！！」



「は？なんで…」



「奏多くんのことが好きなんだから、一緒に食べたいはずでしょ？それを断るだなんて～！ﾁｯﾁｯﾁｯ 奏多くんもまだまだ甘いな」



「お前何様だよ」



「ゆゆ～」



「なんだい？にゃ…ｳｸﾞｯ」



「にゃーって呼んだら締めるって…言ったよね？（黒笑」



「い…い…まし…た…ぁっ…」



「次から言わない？」



「ふぁ…い…っ」



「本当に？」



「ふぁ…い…っ」



「誓う？」



「ちか…いま…す…ぅっ」



「言ったね？」



「言ったよ！にゃー！」



ｷﾞｭｯ



「ｳﾎｴｯ!!」



「菜々！ゆゆが死んでる！！」



「ゆゆ！謝んなって！」



「ごめん…ちゃい」



「あ？」



「ごめ…んな…さいっ」



「よく言った」



はぁ…はぁ……



半分死んでたと思う……



「あれ？奏多くんは？」



「二人ならさっき教室出て行ったよ？」



「ナイス愛ちん！！それじゃーね！」