一途なカノジョと冷たいカレシ【執筆中】



「アイツは嫉妬という言葉を知らないのか…?」



【____一方____癒々子は】



「きっと屋上に違いない!!」



あたしの頭に奏多くんのことは全部インプットされてるんだから!!!



ギィィィィイッ!!!



サビ臭っ



「奏多く…」



「ねえ、奏多くん。お弁当つくってきたんだけど………食べない?」



「いらない」



「ええ~…食べてよぉ」



なんだこの状況はぁぁぁぁ!!!



そこは食べるのよ!奏多くん!!



もっとアピールしてファンの子!!!



「はい、アーン」



キタァァァァァァア



ドテッ



「「!!」」



「さ、サーセン…続き…どぞ」



「ボソッ……なんで妬かねーんだよ」



「ん~?どうかした?あ。はいこれ!愛情弁当♡」



「いらない」



奏多くんは、立ち上がると屋上を出て行った。



取り残されたのはファンの子とあたしの二人。



「あーあ。食べてくれそうだったのに。あんたが音をたてるからよ」



「ごめんね~?今度は音たてないよ!!」



「…は?何言ってんの?あんた一応彼女なんでしょ?…認めたくないけど。他人が作ったお弁当を自分の彼氏が食べるなんて嫉妬しないの?」



「んむ?しないよ?だって駅弁とかそうじゃん」



「はぁ……あんたバカ?頭おかしいよ。…なんでこんな人と奏多くんが…っ。もういい。」



ファンの子はお弁当をその場に置いて出て行ってしまった。



「…どういうこと?」



ていうか、お弁当もったいない。



あたしが食べてあげよう。



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