こんぺいとう

ガラガラ…

保健室のドアを開けたら、ベッドの上に月宮くんが座ってた。
『遅くなってごめん!ハイっ!!コレっ!!!』
私はメロンパンと桃ジュースを渡した。
『わざわざサンキュ。あ、待って。いくらだった?』
『だ、大丈夫!お礼だから…。その…、受け取ってもらえるかな?』
『じゃあ…ありがとう。』
その時、月宮くんと手が触れた。
おっきい手だなぁ。とか思った。さすが男の子だね。
『座れば?』
って自分の座っているベッドの横をポンポンって手でおいでって言ってくれて…。
2人でベッドに座った。月宮くんとの距離は結構離れてだけどね。
メロンパンを美味しそうに食べてるのを見て、安心してから自分のフルーツサンドイッチに目をやった。
何度見てもまずそう…。
とかおもっていたら…
『顔にでてるよ。』
ってなぜか月宮くんが笑ってた。

ひまわりの様な優しい笑顔だった。

その笑顔を見た時、私は今までに感じた事のない、心のどこかでほこほこするのような暖かさを感じた。

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