いつか晴れた日に
なんだかふわふわしていて、気持ちがいい。
今度の休み、天気が良かったら、またお弁当を作ってどこか出かけよう。
もちろん、今度はわたしがお弁当を作るから。
そう言えば、涼の好きなおかずって何だろう?後で教えてね。
スーパーに買い物に行かなくちゃ。荷物は涼が持ってくれるよね?
あ、全部じゃないよ?わたしも半分持つから。
え?なに?
どんだけ買い物する気なのかって?
ははは、そうだよね。
「起きて下さい。もう面会時間は終わりですよ?」
トントンと、肩を叩かれて、現実へと引き戻された。
涼の手を握り締めたまま、いつの間にか眠っていたみたいだ。
顔を上げると、看護師さんが同情したような目でわたしを見ていた。
目覚めない恋人を毎日お見舞いに来る可哀想な人と思われているのかもしれない。
「すみません。直ぐに帰りますから」
バタバタと身支度を整えて、「また来るね」と涼に声をかけて立ち上がる。
涼、大丈夫だよ。わたしは可哀想なんかじゃないから。
こうして、涼と夢の中で会話も出来るし。
それに、涼が証明してくれたでしょ?
神様は、本当にいるんだって。
だから、涼は絶対目覚めると信じていられるの。
今度の休み、天気が良かったら、またお弁当を作ってどこか出かけよう。
もちろん、今度はわたしがお弁当を作るから。
そう言えば、涼の好きなおかずって何だろう?後で教えてね。
スーパーに買い物に行かなくちゃ。荷物は涼が持ってくれるよね?
あ、全部じゃないよ?わたしも半分持つから。
え?なに?
どんだけ買い物する気なのかって?
ははは、そうだよね。
「起きて下さい。もう面会時間は終わりですよ?」
トントンと、肩を叩かれて、現実へと引き戻された。
涼の手を握り締めたまま、いつの間にか眠っていたみたいだ。
顔を上げると、看護師さんが同情したような目でわたしを見ていた。
目覚めない恋人を毎日お見舞いに来る可哀想な人と思われているのかもしれない。
「すみません。直ぐに帰りますから」
バタバタと身支度を整えて、「また来るね」と涼に声をかけて立ち上がる。
涼、大丈夫だよ。わたしは可哀想なんかじゃないから。
こうして、涼と夢の中で会話も出来るし。
それに、涼が証明してくれたでしょ?
神様は、本当にいるんだって。
だから、涼は絶対目覚めると信じていられるの。