いつか晴れた日に
5
月曜日のお昼休み
小会議室でいつものように、休憩をとっていた。
わたしがコンビニのビニール袋を取り出すと、亜紀が早速突っ込みを入れる。
「あれ?もうお弁当作るの止めちゃったの?」
「……え、なに?」
「だから、お弁当。作るの止めたの?」
おすそ分けを楽しみにしてたのに、と亜紀ががっかりしたように言う。
「……うん。ごめん」
だって。もともと、わたしが作っていたわけじゃないし。あれは、涼が……。
コンビニで買って来たサンドイッチを持つ手が止まる。
なんだか、食べたくない。
「溜め息なんか吐いて、どうかしたの?」
「え?」
「今日の怜奈可笑しいよ。朝からずっと溜め息吐いてるし、なんだか元気もないみたい」
溜め息を吐いているなんて、言われるまで気が付かなかった。
心配している亜紀に「大丈夫だよ」と笑ってみせる。
なんでもない。最初から、一週間の約束だったし。
大丈夫。すぐに忘れるよ。涼のことなんて。
「本当に、大丈夫?」
「うん」
小会議室でいつものように、休憩をとっていた。
わたしがコンビニのビニール袋を取り出すと、亜紀が早速突っ込みを入れる。
「あれ?もうお弁当作るの止めちゃったの?」
「……え、なに?」
「だから、お弁当。作るの止めたの?」
おすそ分けを楽しみにしてたのに、と亜紀ががっかりしたように言う。
「……うん。ごめん」
だって。もともと、わたしが作っていたわけじゃないし。あれは、涼が……。
コンビニで買って来たサンドイッチを持つ手が止まる。
なんだか、食べたくない。
「溜め息なんか吐いて、どうかしたの?」
「え?」
「今日の怜奈可笑しいよ。朝からずっと溜め息吐いてるし、なんだか元気もないみたい」
溜め息を吐いているなんて、言われるまで気が付かなかった。
心配している亜紀に「大丈夫だよ」と笑ってみせる。
なんでもない。最初から、一週間の約束だったし。
大丈夫。すぐに忘れるよ。涼のことなんて。
「本当に、大丈夫?」
「うん」