世界が終わる瞬間
と、遙はそう答えた。
「ふーん」
こいつは、見た目はただの、
バカの天然記念物みたいな感じで、
かなりふわふわしているのだが‥‥‥。
勉強だけは、なぜかできる。
そして、絵がうまい。
しかも、ゲームもなかなかの腕‥‥‥。
それに比べ私は‥‥‥
「あぁぁあああ!!!」
「え!? なにっ!!?」
遙が隣で驚いているが、
そんなの知ったこっちゃない。
よくよく考えてみたのだが、
なんで私とこいつは、友達なんだ?
普通に考えて、というか、
私の性格とこいつの性格を
知っているヤツラから見たら、
私らがこうやって
一緒に行動していることじたい、
おかしな事だと思う。
こいつは、
バカの天然記念物みたいなやつだが、
女子からは、普通にモテている。