世界が終わる瞬間
「そんな奴とより戻しても
良いことなんてないっしょ〜」
周りのみんなは、
そう言いながらゲラゲラと笑う。
「だよね、だよねぇ〜!
やっぱり振って、だいせいかぁ〜い」
そう言いながら、
私達はゲラゲラと笑い続けた‥‥‥。
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「ねぇねぇ、だいちゃん!」
「ん? どうしたんだ?」
私が、だいちゃんに飛びついた。
「おいおい、
今日はやたらと甘えん坊だな〜」
そう言いながら、彼氏であるだいちゃんは、
私の頭をポンポンと優しくなでた。
「ねぇねぇ! 私ね、クレープ食べたい!」
「うしっ、じゃあ食いに行くか!」
そう言って私達二人は、
手を取って歩き始める。
その時、ビルにある大きなスクリーンから、
とんでもない映像が流れだした。