【アイノウタ】

しまった!
パンツの事まで考えてなかった!

けど……

「そ、そうだね、パンツも……あんまり見ないようにするから……目え瞑って干すとかするから遠慮しないで……」


不可能を可能に出来るだろうか?


「……見えちゃうでしょ。
ま、いいや!ガンガン見ちゃって下さい!
俺が気にしないようにするんで。
でも本当に良いんですか?」


ちょっと恥ずかしいけど……いや、是非洗わせて頂きましよう。


「うん、いいよ。
……ガンガン見ないけど……」

くっ!
顔が熱くなってくるのが分かる。


「あはっ 見えちゃうんだから仕方ないんで、遠慮せずに見てやって下さい。

……なんなら一緒にシャワーしちゃいます?」


……んっ!?

「なっ 何言ってんの!?」

「冗談ですよー! ふふっ
じゃ、入ってきまーす」


もう何なの?
ハルの素顔ってこんなイタズラっ子なの!?


なんか遊ばれてる気がするわ……




そして最後の唐揚げを揚げつつ……
今全裸でシャワーを浴びてるだろうハルが気になる。

あのハルがうちでシャワーしてるなんて…… キャー!!


それにさっきのあのセリフ。

「一緒に」って……
ハルの冗談には参るわ。


んっとに人の気持ちも知らないでドキドキする様な事ばっか言ってさ!


もーっ!
ハルなんかっ
ハルなんかっ

「大好きだぁぁぁぁあっ!!」


「なにが?」


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